富山短期大学
★優秀賞★
専攻科食物栄養専攻
脳機能解析学
栄養・作業・運動の複合療法による認知症治療
▼研究成果報告書 | ▼PRコメント | ▼成果発表会を終えての感想
PRコメント
私達の研究室では、富山市内某高齢者施設と協力して、後期高齢認知症者を対象に、栄養療法(発芽玄米の摂取)、作業療法(脳トレーニング問題のチャレンジ)、運動療法(座位を中心とした運動トレーニング)を週に5日行っています。この栄養・作業・運動の複合療法は、2か月毎に実施する精神機能および身体機能検査により評価しています。
その結果、本療法による精神および身体機能の低下防止が確認され、認知症予防効果が得られています。今後も、施設の方々と協力して本複合療法を継続して、後期高齢認知症者の精神および身体機能の維持・改善を図っていきたいと思います。
成果発表会を終えての感想
【富山短期大学 専攻科1年 山岸由実】
この度は、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。どの大学の研究内容もとても興味深く、様々な地域と関わった研究があることを知りました。皆さんとても上手に発表されていて、研究会に向けてたくさん練習されたことがうかがえました。私も緊張しましたが、田淵研の先輩の力を借りて何とか研究内容をまとめ、発表することができました。
この研究会で印象に残っていることは、各グループの皆さんが、とても仲良さそうに、楽しそうに研究に取り組んでいる様子だったことです。地域と連携した研究を行うためには、チームワークや協力は大切なのだとあらためて実感しました。今後もこの研究会を続けていただき、地域の活性化に貢献しようとする学生の励みになっていけばよいと思います。
【富山短期大学 指導教員 田淵 英一教授】
私たちの大学では、“人間力”や“実践力”形成を教育の目標としており、ボランティア等の学外での活動を積極的に学生に推奨しています。今後こういった学外での活動をどんどん推進していってほしいと思っています。
成果発表会は、関係者の方々が事前に準備していてくれたおかげでスムーズに進行したと思います。ありがとうございます。発表者の山岸さんも、今回の発表および受賞で、また一段と成長したように思います。